コスプレに慣れてきてステップアップとしてカメラを始めたくなる方は多いです。
自分でカメラもできるようになると、カメラマンさんが見つかりにくいジャンルでもコスプレを楽しむことができますよ。
しかし、カメラはメーカーや機種がたくさんあるので何を選んだら良いか悩んでしまいますね。
また、コスプレイヤーさんは衣装にお金がかかるのでなるべくコスパの良いカメラをお探しの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事ではレイヤー兼カメラマン向けのカメラの選び方を解説した後にオススメのカメラを紹介していきます。
結論から言うと、コスパ最強のコスプレ向けカメラは↓です。
コスプレ向けカメラを選ぶポイント
ポイント① センサーサイズはAPS-C以上を目安に
カメラのスペックでまず確認したいのがセンサーサイズです。
簡単に説明すると光を取り込むセンサーのことで、このセンサーが大きいほど暗所での撮影に強くなったり、背景のボケ感を強く出すことができ、プロのような写真を撮ることができます。
センサーサイズが大きいほど、画質も良くなる傾向にあります。
一眼レフカメラのセンサーサイズを大きい順に並べると、フルサイズ>APS-C>マイクロフォーサーズとなっていて、コスプレ撮影で使用されるカメラはAPS-C以上のセンサーサイズが多いです。
また、同じAPS-Cでもキャノンのセンサーは少しだけ小さいです。
ただし、センサーサイズが大きいほど、カメラ自体も大きく重いものが多いです。
コスプレ撮影では機動力も重要なので、バランスを考えて選んでいきましょう。
ポイント② 画素数は2000万画素程度で十分
画素数は画質に直結しそうに見えますが、実際にはA4サイズの写真集を作る場合、2000万画素もあれば十分綺麗な印刷ができます。
最近のカメラはミラーレス一眼でも2000万画素程度ありますので、あまり気にしなくても良いです。
長辺が50センチ以上の大きなポスターを印刷するような場合は、4000万画素以上のカメラを検討しましょう。
ポイント③ 小型軽量なミラーレスもおすすめ
コスプレをしながらカメラもしたいレイヤーさんは、できるだけ小型軽量なカメラを選びましょう。
コスプレの荷物だけでも嵩張りますので、大きいカメラを買ってしまうとバッグに入りきらなかったり、持っていくのが面倒になりお蔵入りする可能性が高いです。。。
最近は性能の良い小型のミラーレス一眼カメラが増えていますので、その中から検討するのもオススメです。
ポイント④ レンズが豊富なマウントであること
一眼カメラはレンズを交換することで、撮影の幅が広がるのがメリットです。
しかし、カメラとレンズのマウントが一致する組み合わせでしか使うことができません。
そのマウントのレンズが少ないカメラを購入してしまうと、後々使いたいレンズが装着できず困る可能性があります。
目安としては、欲しいカメラのマウントに純正以外のレンズ(サードパーティー)のレンズがあるかどうかを確認しておきましょう。
キャノンのEFマウントや、ニコンZマウントであれば、タムロンやシグマなどのサードパーティレンズも豊富です。
ポイント⑤ 背面モニターがバリアングルモニターで自由に可動できること
バリアングルモニターとは、ビデオカメラのようにモニターが横に開き、モニターの角度を変えながら撮影できる形状のモニターのことです。
コスプレでは地面スレスレでカメラを構えて撮影するような構図や、逆に高いところから俯瞰するような構図など、極端なアングルで撮影することが多いので、バリアングルモニター付きのモデルにしておくことで、表現の幅が広がります。
広角レンズを使うことで、自撮りのように撮影することもできます。
ポイント⑥ ボディに手ぶれ補正があるか(補正付きレンズで代用可)
初心者だとどうしても手ブレすることが多いです。
カメラ背面の小さいモニターでは気にならなくても、後で拡大表示をしてみるとピントがあっていなかったり手ブレに気づくことが多いです。
被写体の方に迷惑をかける可能性があるので、初心者のうちはボディ内に手ぶれ補正のあるカメラを購入することをおすすめします。
ボディに手振れ補正がない場合は、手ぶれ補正がついているレンズを選ぶようにしましょう。
ポイント⑦ ファインダー付きか
ファインダーを覗いて撮影するほうがカメラが額で固定されるのでブレにくくなります。
また屋外で撮影する場合は背面モニターが見づらくなるため、ロケやイベントの時にファインダーは必須です。
単純にファインダー付きのカメラほうがかっこいいというのもあります笑
ポイント⑧ テザー撮影ができるか
コスプレ撮影をする際は、テザー撮影が便利です。
テザー撮影とは、カメラで撮影した写真をタブレットやPCでリアルタイムに確認できる機能です。
これがあると、被写体の方も1枚1枚写真を確認しながら撮影ができるため、スムーズに撮影を行うことができます。
カメラのモニタを被写体の方にいちいち見せに行くのは面倒ですし、タブレットのような大きい画面で写真を確認できるのがメリットです。
購入したいカメラに対応したタブレット(またはPC)用のテザー撮影用のアプリがあるかどうかを確認しておきましょう。
ポイント⑨ スマホ転送ができるか
必須の機能ではありませんが、スマホ転送ができると速報用のデータを送ることができます。
アフターで写真を見返しながら会話をすると盛り上がります。
カメラメーカーの選び方
キャノンやニコンのカメラを使っている方が多いです。
どのメーカーでもスペック自体に大きな差はないので、デザインの好みで選んでしまっても問題ありません。
仲の良いカメラマンさんがいる場合は、同じメーカーのものを購入したほうが使い方を聞きやすいですよ。
コスプレ撮影向きの安いカメラを見つけるコツ
高価格のカメラのほうがトータルとして高機能なのは間違いありませんが、コスプレ撮影に必要な機能に絞ることで比較的低価格で使いやすいカメラを見つけることができます。
妥協するのは、動物や乗り物などの動くものを撮るときに活用する以下のような機能です。
・連射
・フォーカス性能
マントやスカートのひらみ撮影を行うときなどは上の機能が充実していると便利ですが、コスプレ撮影の場合は何度もリテイクできるため問題ないことが多いです。
そもそもストロボを使う場合は連射は使えません。
また、型落ちのカメラを狙うのもポイントです。
3年~5年前に発売されたカメラの価格が底値になってくる頃なので、高性能でも比較的手頃な価格で買えるものが多いです。
コスプレイヤーさんにおすすめの一眼カメラ3選(ミラーレスも含む)
新品レンズ込み予算10万円~20万円で購入できるコスパ◎のカメラを3つ紹介します。
これでも予算が厳しい場合は中古で探したり、後で紹介するレンタルサービスを活用してみてください。
EOS Kiss X10
紹介する3つの中では一番低予算で購入できるカメラです。(記事公開時点)
学生さんなどで、なるべく費用を抑えたい方はこれ一択です。
発売当初、バリアングル液晶モニターを搭載した一眼レフの中では世界最軽量の約449gを達成した超小型一眼レフカメラです。
重量は一般的なミラーレスカメラと同じか、それよりも軽いくらいです。
ボディに手ぶれ補正がないため、追加でレンズを購入する際は気をつけましょう。
キットレンズは手ぶれ補正つきとなっています。
また、Kiss X10はホットシューが特殊で使えない汎用ストロボが多いです。
ストロボを検討する際は純正かGODOXの製品を選ぶことになります。
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 約2410万画素 |
重量(ボディ) | 約449g |
マウント | キヤノンEFマウント |
モニター | バリアングルモニター |
ボディ内手振れ補正 | なし |
ファインダー | あり |
スマホ転送 | 可能 |
発売日 | 2019年4月9日 |
Nikon ミラーレス一眼 Z fc
レトロカメラのようなデザインが特徴です。
他の2つのカメラと比較するとスリムなデザインなので、旅行の際などもカバンに入れやすいのが良いですね。
逆にグリップがないので、望遠レンズなどの大きなレンズを使うときは持ちづらいことも。
また上面のダイヤルが多いのも特徴で、モニターを見ずにダイヤルで調整できる項目が多いです。
ここは好みが分かれそうですね。
水準器やグリッドの機能も充実していて、狙った構図で写真を撮りやすいです。
Z fcも手ぶれ補正はないので、レンズ購入時は注意が必要です。
キットレンズは手ぶれ補正付きです。
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 2088万画素 |
重量(ボディ) | 約445g |
マウント | ニコン Z マウント |
モニター | バリアングルモニター |
ボディ内手振れ補正 | なし |
ファインダー | あり |
スマホ転送 | 可能 |
発売日 | 2021年7月23日 |
FUJIFILM ミラーレスデジタルカメラ X-S10
上2つと比較してボディに強力な手ぶれ補正がついているのが特徴です。
サードパーティーのレンズでも手ぶれ補正の有無を気にせず選ぶことができます。
最新の画像処理エンジンを搭載しており、スペックも中級者レベルと同等です。
予算に余裕がある方、スペックに妥協したくない方、長く使いたい方にはオススメのカメラです。
デメリットは富士フィルムのカメラを使うカメラマンさんが少ないことです。
困ったときには自分で解決する覚悟を持ってください笑
センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 約2610万画素 |
重量(ボディ) | 約465g |
マウント | FUJIFILM Xマウント |
モニター | バリアングルモニター |
ボディ内手振れ補正 | あり |
ファインダー | あり |
スマホ転送 | 可能 |
発売日 | 2020年11月19日 |
カメラレンタルサービス CAMERA RENT
予算の都合でカメラを購入するのが難しい方、購入する前に一度触ってみたい方にオススメなのがカメラのレンタルサービスです。
CAMERA RENTは月額3,850円(ブロンズプラン)から利用でき、有料会員の間はレンタル期間が無期限で使用できるのが特徴です。
先ほど紹介したEOS Kiss X10であれば、シルバープラン(月額料金:7,150円/月)で使用することができます。
以下の流れで簡単にレンタルできますので、気になるカメラがたくさんあって悩んでいる方は試してみてください。
1、 無料会員登録
2、 レンタルしたい撮影機材を選ぶ
3、 レンタルしたい撮影機材が見つかったらレンタル申込みをし、有料会員登録を行う
4、 商品を受け取る(自宅に機材が郵送される)
5、 レンタルしたカメラやレンズで撮影を楽しむ(届いた日から使用可能)
6、 返したいときに返却。他の機材との交換もOK!
まとめ
コスプレ用のカメラを選びのポイントを紹介しました。
シャッターが切れるカメラであれば写真は撮れますので、紹介したポイントをすべてを満たす必要はありませんが、カメラを続けるのであれば便利な機能ばかりですので参考にしてみてくださいね。
カメラ以外に必要な機材も紹介していますので、↓の記事も参考にしてみてください。
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